映像処理1 (CG)
Computer Graphics
CG検定受験情報(令和2年秋団体受験向け)
※ 申込要項内にある「申込キー」は半角で入力してください。
- 締切 10/23です。検定日は11/29(日)です。
- 豊田キャンパスの受験会場は「811教室」です。
- 名古屋地区の受験会場は「名古屋サンスカイルーム」で予定されている個人受験会場内です。(申込要綱内では名古屋キャンパスとなっていますが過去の名残で、現在は本学の名古屋キャンパスではありません。)
- 受験票を忘れないように注意してください。
- 豊田で団体受験の場合、受験票に写真を貼る必要はありませんが学生証を必ず持参してください。
- 豊田キャンパスで受験の方は試験当日が日曜日のためスクールバスが利用できません。浄水駅経由の方は、恐れ入りますが豊田駅で乗り換えるなど、愛環「貝津駅」までの経路を確保願います。また、名古屋地区会場での受験をご検討ください。
Index
- 座標変換(平面)
- 座標変換(空間)
- 座標変換1
- ディジタル画像1
- モデリング1
- レンダリング1
- アニメーション1
- CGシステム
- 座標変換2
- 座標変換(画像)
- 画像処理
- フラクタル
- パラメトリック曲線
- モデリング2
- アニメーション2
CGの開発環境
Development Tools
CGの特にリアルタイムCGの開発は、当初はC言語によってグラフィックス環境ごとに与えられたグラフィックスライブラリを用いて行っていました。その後、グラフィックスライブラリとしてOpenGLという公共性の高い仕様が策定され、しばらくの間はOpenGLをC/C++言語を用いて開発するスタイルが一般的となりました。他方でMicrosoft社のグラフィックスライブラリDirectXでの開発も行われました。その後、Java言語やC#言語が登場するとOpenGLのC言語以外の言語への移植も試みられました。他方でウェブブラウザ上でのグラフィックス環境も進化し続け、現在ではOpenGLをベースにしたWebGLがウェブグラフィックスのインフラとなりつつあります。このように進化しつつも多様化してきたCGの開発環境として、現在以下のようなものが挙げられます。
- Processingは、Windows,Mac,Linuxのマルチプラットフォームで開発ができ、従来のOpenGLを使ったCG開発をスマートに出来る点でお勧めです。Java言語によるオブジェクト指向プログラミングが可能である点もメリットです。開発環境は無料であり公共性もありますが、専用の開発環境が必要である点はいささかデメリットでもあります。
- Unityは、ゲーム開発用エンジンですが、CG開発のプラットフォームにも適しています。従来CGの開発はプログラムで行えば複雑なモデルや外部デバイスの取扱が億劫となり、CGソフトを使うと今度はプログラム開発による自由度が奪われてしまうというジレンマに陥っていました。Unityはこの問題を払拭するような存在と言えます。また例えばWindowsやMac上で開発しても、スマートフォン向けのコンテンツやウェブコンテンツを出力することもできます。このようにマルチプラットフォーム向けの開発が可能な点、VR装置をはじめとする外部デバイスと容易に接続できる点は大きなメリットと言えます。ただ、使えるようになるまでの努力を考えると、テスト的な用途には向かないかもしれません。
- WebGLによりブラウザでCGを実行することができるようになりましたが、WebGLのローレベルの機能のみでアプリケーション開発を行うのは容易でないため、Three.jsなどのHTML5(JavaScript)のライブラリが色々登場してきています。他にProcessingから派生し、インタラクティブ性を必要とする手続き型のプログラミングに向いているp5.js、Flashアニメーションを起源にもつcreate.jsなども有力候補です。ウェブ向けのCGは、特別な開発環境が不要である点、作成したアプリケーションをウェブに即座に公開できる点がメリットと言えます。
成績評価について
Evaluation
団体受験について
本学では秋期に団体受験を実施していますので、秋期に受験の場合にはこの団体受験を利用されると便利です。
講義受講以前にすでにCG検定に合格している場合
講義前後等に、定期試験期間までに合格証書を教員に提示してください。成績に反映します。ただし、本講義の内容はCG検定の受験対策を主目的としているわけではありませんので、講義には出席するように心がけてください。
個人受験に新規合格した場合
個人受験により合格した場合は、受験番号と生年月日を教員まで電子メールで通知してください。Web上で合格の確認をとります。ただし、通知が遅く、Web上で合格の確認ができない場合は合格証書の提示をお願いする場合があります。また、成績は合格が確認できた期に反映されますが、教員の成績提出期限に間に合わなかった場合は次の期になる場合もあります。ご了承ください。
再履修登録について
再履修登録は原則お願いしますが、他に履修したい科目があり、履修登録できる科目の制限にかかる場合はされなくても結構です。また、本講義は他の講義との重複履修が可能です。ただし履修登録をしていない場合には、団体受験者リストから単位取得者を特定することが困難となり見落としてしまう恐れがあります。合格不合格に関わらず、受験したのに成績が出ていない場合は教員に申し出てください。
追試、再試について
本講義はCG検定を利用しているため、原則として追試、再試は行っておりませんので、ご了承ください。